中学受験体験記 アン・ローズHomestudy<1>
<1> 【小3・3学期】

長男くん、塾へ通い始める
2003年2月。

そもそも長男くんが自分から「塾に行きたい」と言い出したのが始まりだった。
(わたしは水泳とか剣道とかどう?と聞いたのに…。)
ただ、後からわかったのだけど、どうやら彼の言っていた「塾」は「公文」のことだったようで。
「仲良しの友達が公文に行っていて公文の日は一緒に遊べない、だから自分も行ってみたい」その程度だったらしい。

でも「塾」と聞いて公文が浮かばなかった親ーずは、じゃあどこか近くで良さそうなところを探そう、ということになった。
親ーずの、かすかな昔の知識から「小学生なら四谷大塚でしょう」と近所の四谷大塚提携塾をみつける。
四谷大塚ご本家も今では塾(というか通常授業)をやってることを知らなかったのだけど、どっちにしろ、電車やバスに乗って行くなんて選択肢になかったし、そのご近所塾に聞きに行ってみることにした。
パパぽんは他に近所で「桐杏学園」の看板をみつけて、「もし成績いいようならこっちでもいいなぁ」と言っていた。

ところが。
中学受験なら「四谷大塚のテスト会」、難関校向けのハイレベルオンリーなら「桐杏学園」や「TAP」などという知識が、実はとーっても古かったことがあとでわかった。

四谷大塚はまだ健在。でも、業界TOPではないそうで。 桐杏学園もTAPも一応まだあるけれど、かつての栄華は影も形もない状態。

現在の中学受験の塾といえば、最大手は「日能研」。あの『しかくい頭をまるくする』の車内広告の。
ここが規模・生徒数ともにダントツ。「N」と略されて呼ばれている。 1学年1万人を越える生徒がいるらしい。

次に四谷大塚の「YTnet」。
かつて四谷大塚の日曜テストを受けるための準拠塾なんてものがあったけれど、それら準拠塾や提携塾などが四谷大塚の「フランチャイズ」のようになって、その総称が「YTnet」。大小たくさんの塾が加盟していて、原則として四谷大塚の「予習シリーズ」というテキストに沿ったカリキュラムでテストを受けていく。YT全体の人数は3〜4000人程度かな(はっきりとは知りません)。

3つ目が「Sapix」。サピックスと読みます。ここはかつての難関専門塾「TAP」から独立した塾で、人数こそ2000人程度だが、難関中学への合格率はすさまじいものがある。「サピ」や「S」と略して呼ばれている。

この、NとYとSが中学受験の3大塾。
(他に市進や栄光ゼミナールも準大手のようです。)

そんなイマドキの塾事情は全く知らなかったぽんた家。
選んだ、YTnetの中では大き目の塾にパパぽんが説明を聞きに行き、一緒に行った長男くんはすぐにその場で入塾テストを受けた。 テストは算数と国語の2科目。授業見学だか体験授業だったかのようなものもあった模様。

受け終わった長男くんに「どうだった?」と聞いたら「難しかったー」との返事。
「じゃあどうする?ここやめる?無理しなくてもいいよ。他探してもいいんだし」と言ったところ、「うーんと、ここでいいよ。おもしろそうだもん」と言うので、とりあえずテストの結果を待つことにした。 いつ結果が来るのかなぁなんてのんびりしてたら、当日だったか翌日だったかにすぐに電話が来た。
はっやーいっ。
ちょうど家族で池袋東武の食品売り場で試食を楽しんでいるときに、わたしの携帯に電話が。
どうしてわたしの携帯?と思ったら、両親の携帯番号を書く欄があったと。
だったらパパぽんに電話すればいいのに。
塾はどうやら「母」がメインで関わっていくところのようだ。

先生「採点の結果なんですが。」電話くださったのは校長先生だった。
ぽん「はい。」
先生「国語は46点でした。」
ぽん「え…?それって何点満点なんですか?」
先生「100点満点です」
どっひゃー。すごい点数だわ。
ぽん「す、すみません。」思わずあやまってしまいました。
先生「いえ、こんなもんですよ、みなさん。大丈夫です」
そうなのかなぁ…。
先生「ところで算数なんですが、94点とれています。」
ぽん「え?それも100点中ですか?」
先生「そうですそうです。どこか他の塾に行かれていたんですか?」
あらん。何か誉められているみたい(vv*)
先生「小学校の範囲ではやっていないところもできていまして、素晴らしいですよ」

きゃっきゃ♪
誉められたのは自分じゃなくてこどものことなのに、すっかり舞い上がる母。

先生「それでですね、入塾をご検討いただければと思いまして…」
ぽん「あ、入ります。お願いします。いつ手続きに行けばいいですか?」
先生「えっと、あ、そうですね・・・ええと・・・いつでもよろしいのですが…」
ぽん「じゃあ今日あとでうかがいます。行けなかったら明日」
と舞い上がった勢いで勝手に決めて電話を切り、パパぽんに話したら、「わかった、じゃあ後で寄ろうね」ということに。
長男は「塾行けるんだ〜」と大喜び。
そんなわけでほんの数日で通う塾を即決してしまったぽんた家であった。




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