中学受験体験記 アン・ローズHomestudy<10>
<10>塾の費用比較



11月の終わりに四谷大塚の学力測定テストがあった。家族旅行のため事前受験で受ける。
どうも先日から見ていると事前受験は気合が乗らないらしい。 さらに今回は旅行前で心ここにあらず。 案の定またまたケアレスミスを連発していた。掛け算の繰上げを間違えているのを久々に見た。

学力測定テストは1年に一度行われるテストで、国語と算数の2教科のみ。 これに合格すると新5年生からのYT教室に参加できるのだという。
YT教室は毎週の復習テスト。昔ながらの「四谷大塚の日曜テスト」のこと。
200点満点で今回は合格最低点が82点だった。普段塾に通っている子にとっては敷居が高いわけではない。 問題レベルも易しい。
ただ、易しいからといって出来るとは限らないのが長男くん。 いつも正答率の高い問題ほど間違えているのをみると、彼は油断魔らしい。

でも今回は別にそれでいいんじゃないかなと思っている。 YT教室の合格がもらえれば、それでOKというスタンス。 そうそう毎回気合を入れて試験を受けていたら疲れる。親も子も。
ともかく合格だったからそれで十分だ。

YT教室の申込み用紙がきた。 あらためて金額を見て、高いなぁと溜息が出る。
いったい5年生になったらいくらかかるんだろう?と計算してみた。

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◆5年生前期分(2月から7月)の塾費用 (現在通っているYT提携塾)◆
授業料:192,000
テスト代:16,000
教材費:8,400
通信維持管理費:15,000
YT教室:74,300
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計・・・・・・305,700円
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わお。こうしてあらためて書き出すとすごい。 これ以外に季節講習などもあるわけだし。
年間70万で収まらないかもしれない。6年生になったらさらに増えるんろうなぁ。

ほかの塾はどうなんだろうと、パンフレットを開いて計算してみる。同じく5年生前期半年分。

◆サピックス◆
計・・・・・・240,000円

サピは毎月の授業料4万円の中にテスト代や教材費・施設費など全部入っていて、シンプルでわかりやすい。
「サピは高い」と聞くけれど、今の塾より安いことがわかった。
今の塾は、やっぱりYT教室代が高い。それを引いたらほぼ同じくらいだもの。

◆日能研◆
授業料:137,340
カリテ代:36,750
模試代:22,050
教材費:20,475
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計・・・・・・216,615円

ちょっと安いかな。
ちなみに特待生になると、授業料とカリテ代と季節講習代が免除になるという。

授業時間数も調べてみた。
5年生の1週間の授業時間数は、
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今の塾:610分/週
サピ:540分/週
N研:420分/週
***********

ただしサピは授業前に自由参加の算数テストが30分あるそうなので、その分90分/週がプラスされる。(今の塾は毎回小テストを授業中に行っている。)
またサピはテスト(YTやカリテのような)は授業時間に行うと聞いた記憶がある。(←定かではない。)
土日は組み分けテストなどの大きなもの以外ではほぼ空いていると聞いたので、そのあたりが毎週のYTや2週に1度のカリテと違うなぁと思った。

費用と時間数。うーん。どこが得なのかはよくわからない。授業時間と家庭学習時間の相関関係もはっきりしない。
1クラスの人数などもあわせて考慮に入れないといけないだろうし。

今の塾は、思っていた以上に費用もかかるし拘束時間も長いことはわかった。
やはり転塾も考えてもいいかもしれない。
親から見て長男くんは、どこの塾に行ってもそれなりにやってくるだろうと思うし。

いろいろ悩んでしまう。

志望校合格、という目標を考えるならば、最小の費用負担と最小の努力で達成できるほうがいい。
でも世の中すべて、効率最優先でもないわけで。
「得るモノ」が「合格」だけと割り切ってしまえない部分も存在するからややこしい。
大事なおトシゴロ数年をその塾で過ごすのだ。
塾は目標達成のための手段であると同時に、大切な時間を過ごす「場」でもある。
単純に費用だけで考えられないなぁなどと思ってしまう。

パパぽんに上記の費用や時間のことなどを話してみた。我が家の家計はわたしではなくパパぽんが管理している。大蔵省にデータ提出である。

パパぽんが言う。
「今の塾は特待生制度はないの?」
うん。面談で聞いたけど「申し訳ありません、ないんです。」と頭を下げられてしまった。(聞くほうが図々しいんだけどさ。)
「じゃあサピは?」
ないみたいだよ。
「となると、日能研の特待生になってくれたら助かるな。」
うーん…。そりゃぁなれたらすごいけど、なるのは厳しいと思うよ。
「やってみなきゃわからないじゃん。」
前向きだねぇ。
「というわけで、テストを受けてみてから考えよう!」
はーい。
でもね、本人が今の塾から移りたくないって思ってたら気合が入らなくて点は取れないと思う。
「じゃあ…」しばし考えてパパぽんは言う。「100番に入れて特待生になれたら、Nゲージ買ってあげるって言っておいて。」
う…物で釣るんですか?
たしかにNゲージの線路を増やしたがっているけれど、それでテストを頑張れるものなのかな。
わたしはそういうご褒美で釣られるような子に育てた覚えはないわよ。
「でもこの前の日能研のオープンテストだって、ゲームソフトがほしくて受けたんだろう?」
たしかに…。
でももし特待生になれちゃったら、気に入ってる今の塾を移る可能性があるってわかってるんだから、それをNゲージと引き換えるほど単純なヤツじゃないと思うんだけど。
「まあとにかく言っておいて。言うのも、今度のテストもただなんだしさ。」

しぶしぶながら長男くんに伝えてみる。
すると長男くん、「ええ?!ほんと?!絶対がんばるううう!!!」
ほへ?
「これ!これが欲しい。」
Nゲージのカタログまで持ってくる。
「木曜と金曜は遊ぶ約束しないで準備勉強するね。ママ付き合ってね。」
この前の学力測定テストは、塾の無料対策講座も行かなかったくせに。
ねえねえ?特待生になったら、塾替わるかもしれないんだよ。それでもいいの?
「うん、別にいいよ。どこの塾でも。お金かからないほうがいいしね。」
即答。
こんなに単純な性格だったなんて…。

家計のことまで考えているのか、それともただご褒美に釣られているのか。はたまた、ほとんど何も考えてなくてどこの塾でもいいと思っているのか。
母にはさっぱりわかりませぬ。

子育てなんて、こんなものね…。ふっ。




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