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9月になって、サピックスと日能研のテストを受けた。
目的はいくつかある。
◆目的◆
ひとつには、夏の学判で良い成績をとって舞い上がっているのを多少鎮めること。
長男くんは「おれってすごく頭いい」とうぬぼれの鼻が高くなっている。
気持ちはわかる。自信を持つのもいいこと。
でも、YTでは学判も含めて全て「復習テスト」だ。
ちゃんと授業を聞いて宿題をやったから好成績をおさめることができたのであって、単純に「頭がいいから〜」というわけではないことを身を持って知って欲しいと思ったわけだ。
まだ4年生。うぬぼれて適当な態度で勉強に向うことは避けたかった。
サピもN研も、範囲が全然違うテスト。
恐らく今までのようには点数は取れない。
もうひとつは、四谷大塚以外の大手の塾に通うライバル達の存在・力を身近に感じて欲しいと思ったこと。
今回は、サピもN研も内部生は皆受験する。
順位も偏差値も出てくる。
「上には上がいるんだなぁ」とわかってほしかった。
つまり早い話、この時点で謙虚な姿勢を身につけてもらおうと考えたわけだ。
「やればできる。やるからできる。やらなければできない。」
そういうことだ。
◆サピックスのテスト◆
9月7日、サピのテスト。内部生の一発組分けテストも兼ねている。
問題を見たら、やはり理科は半分ほどまだやっていない範囲。
算数も大問5つのうち2つは未習のようだ。
国語はまったく手をつけていない本格的な記述が出ている。
問題文も今までで一番長い。
算数も国語もどちらも時間内にすべて解き終わるのは無理だろう。
社会は…わたしにはわからない(^-^;
本人の感想は「算数と国語が難しかった。社会と理科はぼちぼち。」
自己採点してみた得点は、算数は8割。国語は7割。理科は8割。社会は満点。
総合得点は8割を越えている。
え?あれ?なんか…結構できてるじゃん。。。なぜ???
私「理科の『星の動き』なんてまだ全然やってないよね?」
子「だって前プラネタリウムに行ったじゃん」
私「行ったけど…。」
子「そのときの夏の星座のことが出てたから。」
私「それだけで、『さそり座のこの星の名前は?』に『アンタレス』って答えられるの?」
子「うん。だってそう言ってたじゃん。夏の大三角の星もそのときみんな言ってたよね。」
仰天した。たった一回のプラネタリウムの上映を見ただけで星の名前まで覚えているの?位置や動き方まで覚えているの?
私「ねえ、じゃあこのエンマコオロギはなんで間違えたの?選んでるのは・・・ゴキブリみたいだよ(笑)」
子「だって、コオロギもゴキブリも見たことなかったから…。」
それも仰天だ。なんてこったい。彼は今までまじまじとゴキブリさえ見たことなかったのか。
算数はたしかに時間が足りなかったようで、空欄が二つある。いつものごとくケアレスミスも二つ。
でもそれだけだ。手をつけられなかった問題も、家ではその場で答えていた。
「なんでわかったの?」
「ええと…考えたらわかるから。」
・・・わたしにはさっぱりわからん。
後日返ってきた結果では、約2800人中上位2桁に入っていた。
サピで一番上のクラス(α1)への入室許可ももらった。
(そういえばこのテストは「入室テスト」でもあったらしい。)
◆日能研公開模試◆
同じ週の土曜日、9月13日。日能研の公開模試。
算数は、未習分野が半分近くだったにも関わらず、1問落としただけ。
間違えたのは配点の高い最後の問題。
(出来ているのに、最後の数え上げでひとつミスしている。またもケアレスミス。)
なぜできるのだろう…。
国語は漢字や知識問題でぼろぼろ間違えている。「公正明大」ってなに?(笑)
記述も空白。だけど得点は9割を越えている。
易しかったらしい。
社会は、漢字ミス。「大平洋」って。ありがちだけど。
「マグロ」の絵を「ヒラメ」と書いていたのは…家庭の責任でしょう(^-^;
母は恥ずかしいです。。。今度ヒラメを買わねば。。。
理科は、全問未習範囲(!)。大問1番の「ミジンコ」や「ミドリムシ」はその存在さえ知らなかったようで、見事に真っ白。
だけど同じくまったく知らないはずの「ばねばかり」ができているのが不思議。
結局理科はなんとか6割程度の得点でちょうど平均点あたり。
2科は偏差値72だったけれど、4科は理科が足を引っ張って68。
受験生総数は4科で8000人近い。2科だと軽く1万人を越えている。
日能研の成績優秀者名簿を初めて見たけれど、何ページにもわたる最初の1ページの子は漢字で名前が載っている(4教科総合偏差値)。
これを「漢字様」というらしい。。。(笑)
2ページ以降はカタカナ。
長男くんは2ページに掲載された。
「理科がまともだったら漢字様だったぁ」と悔しがっている。
◆結局・・・◆
当初の「謙虚な姿勢を身につける」という親のもくろみは、なんだかうまくいかないような雲行きになってきた。
まだやっていない範囲なのにこんなにできてしまったら、真面目に勉強しなくなってしまうじゃない。。。
どうやらわたしは長男くんの実力をみくびっていたようだ。
受けさせなければよかったのかも…。
ところが、長男くんが言うのだ。
「やっぱり他の塾のテストは難しいし、デキル人はいっぱいいるんだね。」
ん?う、うん!そうだね、そうだね。その通りだよ!
「今の塾でもっといっぱい勉強しないといけないなぁ」
をを!よく言ったっ!でも…なぜ?
「どっちも上位10位以内に入れなかったもん。ちょっと恥ずかしいよね。」
なんと…。
彼はどうやらYTの代表選手のような気分で受けていたらしい。
YT上位の看板を背負って他流試合に臨んだ心境か。
たしかにその意気込みであれば、サピでも日能研でも玉砕した気分なのだろう。
競争心が薄く、マイペース過ぎるのを心配していた長男くんが…。
いつのまにこんな「プライド」を身に付けていたのだろう。
泣けてくるよ…。
「予習シリーズの下巻も頑張るよ。よかったのは1回だけ、4年生だけってことになったらやだもん。」
受けてよかった。
彼は何がしかの「壁」をひとつ越えたようだ。
本当に「スーパーサイヤ人」になったらしい。
これ以降、わたしは長男くんの勉強を見ていない。
今は口も手も出さず、見守る時期だ。
それできっちりやっていけるようなら本物だろう。
全て塾と彼本人に任せた。
塾に行き、宿題をやる。
1学期と同じくそれ以上のことはしていないし、家庭での勉強時間も朝起きてからの1時間程度しかやっていないのは変わりはない。
見た目は何も変化は見られず、相変わらず淡々と、且つ楽しそうにやっているように見える。
10月になった。
いつもの塾でYTの月例テストを受けた。
算数・国語・社会が満点、理科が1問ミスの、4科合計298点/300点。
驚異的な得点。ガッツポーズ。
受験生総数は3714人だった。その中で。
初めての、そして念願の、YT全体1位を獲った。
ここでめでたしめでたし、で終われたらいいのにねぇ…
実際の入試まで、まだあと2年半。。。(^-^;
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